【症例紹介】60代女性 10年間続いた右腰の痛み…原因は左太ももの硬さでした

 

ご来院された方

  • 福島市在住
  • 60代女性
  • 介護職

10年前から慢性的な右腰痛に悩まされていました。

介護のお仕事はもちろん、家事や買い物など、立っている時間が長くなると右腰の痛みが強くなるとのことでした。

身体の状態をチェック

まず立った姿勢を確認すると、

  • 猫背が強い
  • 上半身と下半身にねじれがある
  • 背骨には側弯がみられる
  • 左右の脊柱起立筋の張り方にも大きな左右差がある

という状態でした。

さらに前屈していただくと、右腰に痛みが出ます。

仰向けで寝ていただくと、両膝が自然に曲がったままで伸ばせません。

お話を伺うと、

「仰向けで足を伸ばすと腰が痛いので、いつも膝を曲げて寝ています。」

とのことでした。

なぜ仰向けで寝られないのか?

このような方では、

  • 腹筋の筋力低下
  • 骨盤が前に傾く(骨盤前傾)
  • 太ももの前側(大腿四頭筋)の硬さ

が重なっていることがよくあります。

特に大腿四頭筋の中でも大腿直筋は、股関節と膝関節の両方に付着する筋肉です。

この筋肉が硬くなると股関節が十分に伸びなくなり、その不足を腰が反ることで補おうとします。

その結果、仰向けで足を伸ばすだけでも腰に負担がかかり、痛みが出てしまいます。

原因は左脚でした

さらにうつ伏せで検査すると、

左膝を曲げようとすると太ももの前側が強く突っ張り、右腰にも痛みが出ました。

一方で右膝は問題なく曲げることができます。

つまり、左大腿四頭筋の硬さが骨盤の動きに影響し、右腰へ負担をかけていたと考えられました。

施術内容

左大腿四頭筋を丁寧にリリースし、十分に膝が曲がる状態まで改善。

その後、骨盤と股関節のバランスを調整しました。

再度確認すると、

  • 前屈での右腰痛は消失
  • 仰向けで足を伸ばして寝られる
  • 左膝を曲げても右腰の痛みは出ない

という状態になりました。

患者さんも

「なんでー!?」

と、とても驚かれていました。

今回のポイント

腰痛だからといって、原因が腰とは限りません。

今回のように、

  • 太ももの前側の筋肉の硬さ
  • 骨盤の傾き
  • 姿勢の崩れ
  • 身体の左右バランス

などが積み重なり、結果として腰へ負担が集中しているケースも多くあります。

長年同じ足を軸足として使うクセがある方は、片側の太ももが硬くなり、骨盤のバランスが崩れて腰痛につながることがあります。

腰だけを施術しても改善しない場合は、身体全体のバランスを確認することが大切です。

慢性的な腰痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

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