30代女性|デスクワークによる坐骨神経痛の改善症例
■主訴
30代女性。
長時間のデスクワークにより、下肢のしびれ(坐骨神経痛様症状)を訴えて来院。
■現病歴
1日中パソコン作業を行うデスクワーク中心の生活で、業務に集中するため水分摂取も少なく、長時間同一姿勢が続く状態でした。
午後になるにつれて下肢のしびれが増悪し、特に昼以降は座っていることが困難なほど症状が強くなっていました。
さらに、立位やベッド上安静時でもしびれが残存している状態でした。
■評価(検査所見)
・大内転筋の圧迫によりしびれが約50%軽減
・股関節外旋位でしびれが明らかに軽減
・股関節周囲筋の過緊張が疑われる状態
以上より、大内転筋および股関節周囲筋の緊張が神経症状に影響している可能性が高いと判断しました。

大内転筋および股関節周囲筋に対して重点的にアプローチを行い、筋緊張の改善と可動性の向上を図りました。
施術後には下肢のしびれは大きく軽減し、座位時の負担も軽減しました。
■セルフケア指導
長時間座位による再発リスクがあるため、座位で実施可能なセルフケアを指導し、実際に一緒に練習しました。
・座位での股関節外旋運動
・定期的な立ち上がり
・水分摂取の習慣化
■まとめ
デスクワークによる長時間同一姿勢は、股関節周囲筋の緊張を高め、坐骨神経領域の症状を引き起こす要因となる場合があります。
早期の筋緊張改善と生活習慣の見直しが重要です。