来院時のお悩み
70代男性・パート勤務の患者様です。
約2か月前から腰の痛みを強く感じるようになり、特に歩いている時や椅子から立ち上がる際に痛みが出るとのことで来院されました。
また、背筋をまっすぐ伸ばそうとすると腰に痛みが走ることがあり、日常生活でも動作のたびに不安を感じている状態でした。
検査・評価
まず姿勢を確認したところ、身体が右側へ側弯し、さらに身体全体が左方向へ捻じれている状態を確認しました。
動作検査では、立ち上がり動作や歩行時、背筋を伸ばす動作で腰痛が再現されました。
さらに筋肉の状態を確認するため、大腿四頭筋・中殿筋・大腿筋膜張筋をそれぞれサポートした状態で再度動作を行っていただいたところ、腰の痛みが軽減し、可動域も改善することを確認しました。
施術内容
検査結果をもとに、大腿四頭筋・中殿筋・大腿筋膜張筋を中心に筋肉の緊張を調整し、身体全体のバランスを整える施術を行いました。
施術後は、立ち上がり動作や背筋を伸ばす動きでの痛みが軽減し、可動域も正常な範囲まで回復しました。
今回調整した筋肉には特に強い過緊張がみられたため、ご自宅でも無理なく続けられるセルフケアをお伝えし、再発予防にも取り組んでいただいています。
現在は腰痛の再発を防ぐため、セルフケアとあわせて定期的な身体のメンテナンスを継続されています。
腰痛は腰そのものだけでなく、太ももやお尻など周囲の筋肉の硬さや身体のバランスの乱れが原因となっていることも少なくありません。
「歩くと腰が痛い」「立ち上がる時につらい」「背筋を伸ばすと痛みが出る」といった症状でお困りの方は、一人で我慢せず、お気軽にご相談ください。
今回の症例でご紹介したストレッチを紹介します。

期待できる効果
- 骨盤周りのバランスを整える
- 歩行時や立ち上がり時の腰への負担を軽減
- 股関節の動きがスムーズになる
- 腰やお尻の張りを和らげる
やり方
- 壁や椅子に軽く手を添えて立ちます。
- ストレッチしたい側の足を後ろへ引き、さらに反対側の足の後ろへクロスします。
- 骨盤を前へ向けたまま、体をストレッチしたい側と反対方向へゆっくり倒します。
- 股関節の外側から太ももの外側が伸びているのを感じながら20〜30秒キープします。
- 左右それぞれ2〜3回行いましょう。
ポイント
- 身体を前に倒さず、真横へ倒すように意識しましょう。
- 痛みが出るほど強く伸ばさず、「気持ちよく伸びる」程度で十分です。
- 呼吸を止めず、ゆっくりと自然な呼吸を続けましょう。