ご相談内容
今回は、10代男子学生の方からご相談いただいた、部活動の試合直前の接触をきっかけに起きた膝痛の症例をご紹介します。
試合への出場を控えていたところ、試合直前に相手選手と接触し、膝を負傷されたそうです。
痛みはあったものの、そのまま試合に出場。
その後、遠征から帰省してからも膝の痛みが続いていたため、来院されました。
詳しくお話を伺うと、歩いている時だけではなく、
・膝を曲げ伸ばしする屈伸動作
・階段の昇り降り
・就寝中の寝返り
などでも痛みが出るとのことでした。
膝の状態と動きを確認
まず膝の動きを確認したところ、膝を曲げる際に痛みが出ることを確認しました。
一方で、膝を伸ばす動作では痛みは確認されませんでした。
さらに膝を曲げる動作を詳しく確認していくと、膝を内側に軽く寄せながらひねる動きを加えて膝を曲げると、痛みが軽減することを確認しました。
このように、同じ「膝を曲げる」という動作でも、身体の使い方を少し変えることで痛みが変化することがあります。
そのため、膝だけを見るのではなく、股関節から膝、さらに下腿部までの動きや筋肉の状態を確認しながら施術を行いました。
施術について
今回は、
・大腿四頭筋
・縫工筋
・前脛骨筋
・後脛骨筋
を中心に、股関節や膝周辺の筋肉の状態を確認しながら調整を行いました。
施術後、再度屈伸動作などを行っていただいたところ、施術前と比較して膝を曲げた際の痛みが軽減。
無理なく膝の曲げ伸ばしができるようになったことを確認したため、その日の調整を終了しました。
現在は、状態を確認しながらセルフケアとメンテナンスを継続していただいています。
今回のようにスポーツ中の接触をきっかけに膝の痛みが出た場合でも、痛みのある場所だけを見るのではなく、どの動作で痛みが出るのか、動かし方によって痛みがどう変化するのかを確認することが大切です。
今回も、膝を曲げる際の痛みが、動かし方を変えることで軽減することを確認。そのため、膝だけでなく股関節や下腿部を含めて身体全体の動きを確認しながら調整を行いました。
スポーツ中に膝を負傷した後、痛みが続いている場合は無理に運動を続けず、早めに状態を確認することをおすすめします。
今回の症例でご案内したストレッチを紹介します。

縫工筋ストレッチのやり方
- 片膝を立て、反対側の脚を後ろへ伸ばします。
- 後ろに伸ばした脚のつま先を外側へ向けます。
- 骨盤を前に向けたまま、身体をゆっくり前へ移動します。
- 太ももの内側から膝の内側にかけて、じんわり伸びているところで20~30秒キープします。
- 反対側も同じように行います。
ポイント
- 痛みが出ない範囲で行う
- 反動をつけず、ゆっくり伸ばす
- 呼吸を止めない
- 膝に痛みが出る場合は無理に行わない
※今回のストレッチも今回の症例におすすめのストレッチです。
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