福島市40代男性|重量物を持ち上げると腰が痛い・左足のしびれがある症例

「仕事で重い物を持つと腰がズキッとする」「椅子から立ち上がるときにも腰が痛い」「最近は左足までしびれるようになってきた」

福島市で製造業に従事する40代男性の患者さんから、そんな相談を受けました。

製造現場では、腰を休ませたくても仕事を止められません。私自身、これまで多くの腰痛を見てきましたが、痛い場所だけを追いかけても変化が乏しいケースは決して珍しくありません。

今回も、最初に目についたのは「ガチガチになった腰」でした。

ところが、身体を確認していくと、別の場所にも気になるポイントが見つかりました。

「つらい」腰痛と、動きにくい上半身

今回来院されたのは、福島市で製造業に携わる40代男性です。

仕事では重量物を持ち上げる場面があり、特に物を持ち上げるときや、椅子などから立ち上がる際に腰の痛みが出ていました。

さらに、腰だけではありません。

「背中もずっと痛いんです」

そう話され、左足にはしびれも出ています。

身体を確認すると、右大胸筋に強い緊張、いわゆるスパズムがみられました。

その影響も含めて上半身を確認すると、身体は左方向へ回旋した状態です。

さらに右広背筋には短縮がみられ、右側の脊柱起立筋もかなり強く緊張していました。

背中から腰にかけて、常に力が入り続けているような状態です。

ここで一つ疑問が浮かびます。

「腰が痛いから、腰だけが悪いのでしょうか?」

私は、ここを一度立ち止まって考えるようにしています。

「ガチガチ」だった右脊柱起立筋

実際の施術では、まず腰だけをどうにかしようとはしませんでした。

腹斜筋、大胸筋、広背筋、臀筋、腸腰筋などを確認しながら、それぞれの緊張や動きをみていきます。

特に印象的だったのが、右側の脊柱起立筋です。

触れると、かなり強い緊張がありました。

患者さん自身も、

「ここ、ずっと張っている感じがあります」

と話されます。

ここで私が以前から大切にしているのが、「痛いところ=原因」と最初から決めつけないことです。

これは現場で何度も経験してきました。

以前は、腰が痛い患者さんを見ると、腰周辺の筋肉を中心に緩めれば変化が出るだろう、と考えてしまった時期もあります。

ところが、腰を一生懸命施術しても、立ち上がった瞬間にまた痛みが出る。

「さっきより楽なのに、動くと戻る」

そんなケースがありました。

その経験から、現在は痛みの場所だけではなく、身体全体の動きや左右差を確認するようにしています。

今回も同じでした。

「なるほど」肋骨・肩甲骨・胸椎の動き

今回の身体で注目したのが、上半身の回旋と胸郭周辺の動きです。

右大胸筋の緊張や右広背筋の短縮があり、さらに肋骨、肩甲骨、胸椎の動きも確認しました。

腰を動かす前に、まず上半身がどう動くのか。

ここを確認していきます。

施術では、

  • 腹斜筋
  • 大胸筋
  • 広背筋
  • 臀筋
  • 腸腰筋

などをリリース。

その後、肋骨、肩甲骨、胸椎の動きを出していきました。

身体は一つのパーツだけで動いているわけではありません。

重量物を持ち上げるときも、腰だけで動作をしているわけではなく、足、骨盤、胸郭、肩甲帯などが連動します。

そのため、腰に負担がかかっていると感じる場合でも、腰以外の動きを確認する意味があります。

「あれ?」背中と腰の痛みが変わった

一通り身体を確認した後、もう一度、背中と腰の状態を確認しました。

すると、

「さっきより全然違います」

という反応がありました。

最初に強く感じていた背中と腰の痛みが、確認上では消失。

さらに動きを確認すると、施術前に制限されていた可動域にも変化がみられました。

ここは今回の症例で非常に印象に残ったところです。

腰を直接ひたすら施術したわけではありません。

上半身を含めて身体の動きを確認し、緊張している部分を一つずつ整理していった結果、腰と背中の痛みが変化しました。

もちろん、この一例だけで「腰痛の原因は必ず胸郭にある」と結論づけることはできません。

腰痛にはさまざまな要因があり、同じような症状でも身体の状態は人によって違います。

だからこそ、私は「腰痛だから腰を見る」だけではなく、「その人の身体がどう動いているのか」を確認するようにしています。

「しびれが消えた」左大腿二頭筋へのアプローチ

そして、もう一つ気になっていたのが左足のしびれです。

今回、左大腿二頭筋に強い圧痛が確認されました。

そこで、この部分をリリース。

すると、患者さんから、

「左足のしびれもなくなりました」

という反応がありました。

ここも非常に興味深い変化でした。

ただし、「大腿二頭筋をリリースすれば、左足のしびれが治る」と一般化することはできません。

しびれには、筋肉以外にも神経や脊椎など、さまざまな要因が関係する可能性があります。

今回の患者さんでは、施術前にあったしびれが施術後に変化した、という事実として捉えています。

もし足のしびれが続いている、強くなっている、力が入りにくいなどの症状がある場合は、接骨院だけで判断せず、医療機関での確認が必要になることもあります。

「自分でもやってみます」広背筋のセルフケア

今回、身体を整えて終わりにはしませんでした。

右広背筋の短縮がみられていたため、日常生活でも身体を動かしやすい状態を維持できるよう、広背筋のセルフケアを一緒に練習しました。

ここには、私自身の失敗から得た考えがあります。

以前は施術後に、

「家でもストレッチしてくださいね」

と伝えて終わることがありました。

でも、それでは患者さんが実際に何をすればいいのか分からないことがあります。

「この姿勢で合っていますか?」

と後から聞かれることもありました。

それ以来、必要なセルフケアはできるだけその場で一緒に動いて確認するようにしています。

今回も、実際に身体を動かしながら、広背筋を無理なく伸ばす方法を練習しました。

「これなら家でもできそうです」

そう言ってもらえたのは、施術そのものとは別の意味で嬉しい瞬間でした。

「仕事が少し楽になりそう」腰痛との付き合い方

製造業では、重量物を持つ動作を完全になくすことが難しい場合があります。

だからこそ、「仕事を休めばいい」という一言だけでは解決にならないこともあります。

大切なのは、その人が実際にどんな仕事をしているのか。

どの動作で痛みが出るのか。

立ち上がるときなのか。

持ち上げるときなのか。

歩いているときなのか。

朝起きたときなのか。

こうした情報を確認することで、身体の状態を考える材料が増えていきます。

今回も「重量物を持ち上げる」「立ち上がる」という具体的な動作がありました。

腰だけを切り離して考えるのではなく、その動作を身体全体でどう行っているのかを見る。

私はそこを大切にしています。

「腰だけ見ない」ことから始める福島市の腰痛ケア

今回の症例で確認できたことを整理すると、次のようになります。

来院時の状態

  • 福島市在住の40代男性
  • 製造業
  • 重量物を持ち上げると腰が痛む
  • 立ち上がりでも腰痛が出る
  • 背中と腰に常に痛みがある
  • 左足にしびれがある
  • 右大胸筋に強い緊張
  • 上半身が左方向へ回旋
  • 右広背筋に短縮
  • 右脊柱起立筋に強い緊張
  • 左大腿二頭筋に強い圧痛

行ったこと

腹斜筋、大胸筋、広背筋、臀筋、腸腰筋をリリース。

その後、肋骨、肩甲骨、胸椎の動きを確認しながら施術しました。

さらに左大腿二頭筋をリリースし、広背筋のセルフケアを一緒に練習しました。

施術後

背中と腰の痛みが消失し、可動域にも改善がみられました。

また、左足のしびれについても、左大腿二頭筋へのアプローチ後に消失したとの反応がありました。

患者さんからは、

「腰痛が減って嬉しいです」

という言葉をいただきました。

福島市で腰痛に悩んでいる方へ

腰が痛いからといって、必ずしも腰だけを見ればいいとは限りません。

特に、仕事で重量物を扱う方の場合、腰、骨盤、胸郭、肩甲骨、股関節などがどのように連動しているのかを確認することが重要になります。

もちろん、今回の40代男性のケースと同じ身体の状態になるとは限りません。

腰痛の出方も、仕事の内容も、身体の使い方も一人ひとり違うからです。

だから、私は最初から「この筋肉が原因です」と決めるのではなく、実際に身体を動かしてもらいながら、痛みが出る動作と身体の状態を確認することを大切にしています。

「重い物を持つと腰が痛い」

「立ち上がると腰が痛む」

「背中までずっと張っている」

「腰痛だけでなく足のしびれも気になる」

そんな方は、一度、自分の腰だけではなく身体全体の動きを見直してみてください。

痛みを我慢しながら仕事を続ける毎日から、少しでも身体を気にせず仕事や生活ができる状態へ。

そのために、まずは「自分の身体で何が起きているのか」を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

福島市のふくしま接骨院では、腰痛の場所だけを見るのではなく、身体の動きや生活・仕事での動作も確認しながら、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。

同じような症状でお悩みの方は、まずはLINEまたはお電話で僕に教えてください。

現在のお身体の状態を確認しながら、どのような負担がかかっているのかを整理していきます。

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