座っていると尾骨やお尻が痛い…立ち上がる時にさらに痛い原因とは?姿勢との関係をわかりやすく解説

こんにちは!
ふくしま接骨院です。

「30分くらい椅子に座っていると尾骨が痛くなる。」
「車の運転中は平気でも、降りる時にズキッと痛む。」
「お尻の奥が痛くなり、立ち上がる瞬間が一番つらい。」
「一度痛みが出ると、その後は少し座っただけでもまた痛くなる。」

このようなお悩みで来院される患者さんは少なくありません。

尾骨が痛いと聞くと、

「尾骨がずれているのでは?」
「骨が悪いのでは?」
「尾骨を直接治療しないと治らないのでは?」

と思われる方も多いのですが、実際にはそうとは限りません。

もちろん、転倒して尾骨を強く打った場合や骨折、炎症などが原因となることもあります。

しかし、ぶつけた覚えがないにもかかわらず痛みが続く方では、座り方や姿勢によって尾骨へ負担が集中していることが関係しているケースを多く経験します。

今回は、その理由についてできるだけわかりやすくご説明します。

本来、人は「坐骨」で座るようにできています

まず知っていただきたいのは、人の身体は尾骨で座るようにはできていないということです。

椅子に座った時、本来体重を支えているのは、お尻の一番下にある左右の坐骨結節という骨です。

試しに椅子へ深く腰掛け、背筋を軽く伸ばしてみてください。

すると、お尻の下に左右二つの硬い骨が当たっているのを感じられると思います。

これが坐骨結節です。

この状態では骨盤が起きており、体重は左右の坐骨へ分散されています。

そのため、尾骨や仙骨には大きな荷重がかかりにくく、長時間座っていても痛みは出にくい構造になっています。

つまり、正常な座り方では「尾骨で座っている」のではなく、「坐骨で座っている」のです。

猫背になると体重のかかる位置が変わります

ところが、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで背中が丸くなると、骨盤は徐々に後ろへ倒れていきます。

これを骨盤後傾といいます。

骨盤が後ろへ倒れると、今まで坐骨で支えていた体重が少しずつ後方へ移動します。

その結果、

・尾骨
・仙骨
・坐骨結節の後面
・尾骨周囲の靭帯
・お尻の筋肉や筋膜

など、本来長時間体重を支える構造ではない部分へ圧力が集中します。

特に硬い椅子や車のシートでは、この圧力がさらに強くなることがあります。

そのため、

「座れば座るほど痛くなる」

という状態が起こりやすくなるのです。

なぜ立ち上がる時に一番痛いのでしょうか?

患者さんから最も多い質問が、

「座っている時より、立ち上がる瞬間が痛いのはなぜですか?」

というものです。

長時間座っている間、尾骨周囲の筋肉や靭帯、筋膜などは圧迫され続けています。

圧迫が続くと血流も悪くなり、組織は硬く動きにくい状態になります。

そこから急に立ち上がると、圧迫されていた組織が一気に引き伸ばされます。

この急激な変化によって、「ズキッ」とした鋭い痛みが出やすくなると考えられます。

反対に、歩き始めると少し楽になるという方も多くいらっしゃいます。

これは歩くことで血流が改善し、筋肉や関節の動きが戻るためと考えられます。

一度痛みが出ると、その後は少し座っただけでも痛くなる理由

この症状には、もう一つ特徴があります。

多くの患者さんが、

「朝は30~60分座っていても平気だった。」

「でも一度尾骨が痛くなると、その後は5~10分座っただけでまた痛くなる。」

と話されます。

このような経験はありませんか?

これは、長時間の圧迫によって尾骨周囲の筋肉や靭帯、筋膜などが刺激を受け、一時的に敏感な状態になっているためと考えられます。

つまり、一度痛みが出ると、その日は同じ刺激でも痛みを感じやすくなるのです。

そのため、

「もう少し我慢しよう。」

と座り続けるよりも、

痛みが出始める前に立ち上がって身体を動かした方が、悪化を防ぎやすくなります。

骨盤後傾になりやすい原因

では、なぜ骨盤は後ろへ倒れてしまうのでしょうか?

一つの原因だけではなく、複数の要因が重なっていることがほとんどです。

猫背

猫背になると背中が丸くなり、その影響で骨盤も後方へ倒れやすくなります。

ストレートネック

頭が前へ出る姿勢になると重心が前方へ移動します。

そのバランスを取ろうとして背中が丸くなり、結果として骨盤後傾につながることがあります。

腹筋・体幹の筋力低下

腹筋や体幹は骨盤を支える重要な筋肉です。

筋力が低下すると骨盤を起こした姿勢を維持できず、楽な骨盤後傾姿勢になりやすくなります。

ハムストリングスの硬さ

太ももの裏にあるハムストリングスは骨盤につながっています。

硬くなることで骨盤を後ろへ引っ張る力が強くなり、骨盤後傾を助長することがあります。

股関節の動きの低下

股関節が硬くなると、座る姿勢や立ち上がる動作でも骨盤へ余計な負担がかかりやすくなります。

このような方は要注意です

次のような方は、尾骨やお尻へ負担が集中しやすい傾向があります。

  • デスクワークが多い
  • 長距離運転をする
  • ソファで過ごす時間が長い
  • 猫背と言われる
  • スマートフォンを見る時間が長い
  • 運動不足
  • 腹筋が弱い
  • ハムストリングスが硬い
  • 長時間同じ姿勢を続けることが多い

いくつも当てはまる方は、一度ご自身の座り方を見直してみることをおすすめします。

自分でできる対策

まず大切なのは、痛みを我慢して座り続けないことです。

30~60分に一度は立ち上がり、数分歩くだけでも尾骨への負担は軽減できます。

また、

・坐骨で座ることを意識する
・深く腰掛ける
・猫背を改善する
・ハムストリングスのストレッチを行う
・股関節を動かす
・腹筋や体幹を鍛える

といったことも、骨盤後傾の改善につながる可能性があります。

当院では

当院では、「尾骨が痛いから尾骨だけを施術する」という考え方ではなく、

なぜ尾骨へ負担が集中しているのか

という原因を大切にしています。

姿勢や骨盤のバランス、股関節や背骨の動き、筋肉の硬さ、体幹機能などを確認し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。

座っていると尾骨やお尻が痛い。

立ち上がる瞬間がつらい。

一度痛みが出ると、その日は何度も繰り返してしまう。

そのようなお悩みでお困りの方は、一人で我慢せず、お気軽にふくしま接骨院までご相談ください。

 

同じような症状でお悩みの方は、まずはLINEまたはお電話で僕に教えてください。

現在のお身体の状態を確認しながら、どのような負担がかかっているのかを整理していきます。

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